ECS インスタンスのライフサイクルは、インスタンスの作成時に開始され、インスタンスのリリース時に終了します。

インスタンスのステータス

インスタンスのライフサイクルの間、ECS インスタンスにはいくつかのステータス変更が生じます。以下の表で解説します。

ステータス ステータス属性 説明 API ステータス コンソール可視性
Preparing 中間の状態 インスタンスの作成後、インスタンスが "Running" ステータスになるまでこのステータスになります。 インスタンスが長時間このステータスにある場合、例外が発生していることを意味します。 Pending 不可
Starting 中間の状態 コンソール上または API を通じしてインスタンスが開始された後、または再開された後、インスタンスが "Running" ステータスになるまでこのステータスになります。 インスタンスが長時間このステータスにある場合、例外が発生していることを意味します。 Starting
Running 安定した状態 インスタンスが正常に処理され、お使いのサービスを実行できます。 Running
Expiring 安定した状態 サブスクリプションインスタンスは、有効期限が切れる 15 日前からこのステータスになります。 「インスタンスの更新」をすることを推奨します。 Running
Stopping 中間の状態 コンソール上または API を通じてインスタンスが停止された後、インスタンスが "Stopped" ステータスになるまでこのステータスになります。 インスタンスが長時間このステータスにある場合、例外が発生していることを意味します。 Stopping
Stopped 安定した状態 インスタンスが作成されてもまだ開始されていない場合、または通常の操作としてインスタンスが停止された場合、インスタンスはこのステータスになります。 このステータスのインスタンスは外部サービスを提供できません。 Stopped
Expired 安定した状態 サブスクリプションインスタンスの有効期限が切れた場合、"Expired" ステータスになります。 従量課金インスタンスでは、お使いのアカウントに支払延滞分がある場合にこのステータスになります。 このステータスのインスタンスは外部サービスを提供できません。 リソースステータスの変更について詳しくは、「「サブスクリプション」」および「従量課金」をご参照ください。 Stopped
Expired and Being Recycled 安定した状態 VPC サブスクリプションインスタンスが有効期限切れ、または料金滞納により停止されてから 15 日以内の場合、一定期間インスタンスは "Expired" ステータスのままになります。その後、"Expired and Being Recycled" ステータスになります。
  • "Expired and Being Recycled" ステータスになる前にインスタンスを更新できます。 更新が成功した場合、すべてのリソースはこれまでどおり利用できます。
  • インスタンスが "Expired and Being Recycled" ステータスになった後は、コンピューティングリソース (vCPU とメモリ) は使用できなくなりますが、クラウドディスク、ローカルディスクおよび割り当てられたインターネット IP アドレスは利用できます。 インスタンスを更新できます。 更新が成功した場合、ブロックストレージ (ローカルディスクを含む) および割り当てられたインターネット IP アドレスは同じものが利用できます。
Overdue and Being Recycled 安定した状態 VPC 従量課金インスタンスが有効期限切れ、または料金滞納により停止されてから 15 日以内の場合、一定期間インスタンスは "Expired" ステータスのままになります。その後、"Overdue and Being Recycled" ステータスになります。
  • インスタンスが "Overdue and Being Recycled" ステータスになる前に、お使いのアカウントに入金すると、インスタンスを「再起動」できます。 再起動が成功した場合、すべてのリソースはこれまでどおり利用できます。
  • インスタンスが "Expired and Being Recycled" ステータスになった後は、コンピューティングリソース (vCPU とメモリ) は使用できなくなりますが、クラウドディスク、ローカルディスクおよび割り当てられたインターネット IP アドレスは利用できます。 お使いのアカウントに入金すると、インスタンスを再起動できます。 インスタンスの再起動が失敗した場合、時間をおいて再度再起動をするか、チケットを起票し、サポートセンターへお問い合わせください。 インスタンスの再起動が成功すると、インスタンスのブロックストレージ (ローカルディスクを含む) および割り当てられたインターネット IP アドレスがそのまま利用できます。
Stopped
Locked 安定した状態 お使いのアカウントに料金滞納がある場合、またはお使いのアカウントがセキュリティ保護されていない場合、インスタンスはこのステータスになります。 インスタンスのロックを解除するには、チケットを起票し、サポートセンターへお問い合わせください。 Stopped
Release pending 安定した状態

インスタンスの有効期限が切れる前に、返金申請をした場合、サブスクリプションインスタンスはこのステータスになります。

Stopped

API ステータス

Describeinstancestatus または「DescribeInstances」を呼び出し、インスタンスの API ステータスを表示できます。 このトピックでのステータス変換の解説は、以下の図のようになります。