本ページでは、GeoServer を使用して Ganos データベースにラスターデータを公開する方法について説明します。

データストアの追加

  1. GeoServer を実行します。 左側のナビゲーションウィンドウで、[ストア] をクリックします。
  2. [ストア] ページで、[新しいストアの追加] をクリックします。 表示されるページで、ラスターデータソースセクションの [GanosRaster (PG/PolarDB)] を選択します。
  3. データベースに関する接続情報を設定します。

    以下の表でパラメーターについて説明します。

    パラメーター 説明
    host データベースの IP アドレス、または ApsaraDB for Relational Database Service (RDS) インスタンスのエンドポイントです。 xxxxxxx.pg.rds.aliyuncs.com
    port データベースのポート番号です。 3432
    database データベースの名前です。 rasterdb
    username データベースへのログインに使用されるユーザー名です。 pguser
    password データベースへのログインに使用されるパスワードです。 123456
    schema データベース内のスキーマです。 デフォルト値 : public
    table ラスターデータを格納するテーブルの名前です。 raster_table
    column name ラスター列の名前です。 raster_column
    filter ラスターデータをフィルターするために SQL 文の WHERE 句で指定されたフィルター条件です。 複数のラスターオブジェクトが条件を満たす場合、最初のラスターオブジェクトが使用されます。 id=1 or name='srtm'
    name GeoServer に表示されるラスターオブジェクトの名前です。 myraster

RESTful API の使用

  • リクエスト URL : http://host:port/geoserver/rest/workspaces/{workspace}/coveragestores
  • メソッド : POST
  • リクエストパラメーター :
    • workspace : 作成されたワークスペースの名前
    • datastore body : データストアに関する情報です。 type パラメーターのデフォルト値を保持し、url パラメーターを JSON 形式の RDS for PostgreSQL または POLARDB インスタンスに関する接続情報に設定します。 以下のコードを例として使用します。
      {
        "coverageStore": {
          "name": "<datasource_name>",
          "type": "GanosRaster(PG/PolarDB)",
          "enabled":"true",
          "workspace":"<workspace>",
          "url": "{\"column\":\"<raster_column>\",\"database\":\"<database_name>\",\"filter\":\"<raster_filter>\",\"host\":\"<pg_host>\",\"name\":\"<public_name>\",\"password\":\"<user_password>\",\"port\":<pg_port>,\"schema\":\"<schema_name>\",\"ssl\":false,\"table\":\"<raster_table_name>\",\"userName\":\"<user_name>\",\"valid\":true}"
        }
      }