SELECTFROM キーワード間にある SELECT リストは、SELECT 文の出力行を形成する式を指定します。 式は、FROM 句で計算された列を参照します。 AS output_name 句を使って出力列の別の名前を指定することができます。 この名前は、表示される列にラベルを付けるために使用されます。 WHERE または HAVING 句の代わりに、ORDER BY および GROUP BY 句の列値を参照するために使用することもできます。 この場合、式を書き出す必要があります。

式の代わりにアスタリスク (*) を出力リストへ入力し、選択した行のすべての列を示すことができます。

次の例の SELECT リストでは、empno 列、ename 列、mgr 列、hiredate 列が結果セットに含まれるように指定しています。

SELECT empno, ename, mgr, hiredate FROM emp;

 empno | ename  | mgr  |      hiredate
-------+--------+------+--------------------
  7934 | MILLER | 7782 | 23-JAN-82 00:00:00
  7782 | CLARK  | 7839 | 09-JUN-81 00:00:00
  7839 | KING   |      | 17-NOV-81 00:00:00
  7788 | SCOTT  | 7566 | 19-APR-87 00:00:00
  7566 | JONES  | 7839 | 02-APR-81 00:00:00
  7369 | SMITH  | 7902 | 17-DEC-80 00:00:00
  7876 | ADAMS  | 7788 | 23-MAY-87 00:00:00
  7902 | FORD   | 7566 | 03-DEC-81 00:00:00
  7521 | WARD   | 7698 | 22-FEB-81 00:00:00
  7844 | TURNER | 7698 | 08-SEP-81 00:00:00
  7499 | ALLEN  | 7698 | 20-FEB-81 00:00:00
  7698 | BLAKE  | 7839 | 01-MAY-81 00:00:00
  7654 | MARTIN | 7698 | 28-SEP-81 00:00:00
  7900 | JAMES  | 7698 | 03-DEC-81 00:00:00
(14 rows)