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Cloud Backup:KMS ベースの暗号化

最終更新日:Apr 03, 2025

データバックアップのセキュリティ管理レベルを向上させ、セキュリティコンプライアンス要件を満たすには、偶発的な操作、悪意のある攻撃、および不正なバックアップまたは復元からデータを保護する必要があります。Cloud Backup では、Key Management Service (KMS) を使用してデータを暗号化できます。このトピックでは、KMS ベースの暗号化機能を使用する方法について説明します。

はじめに

KMS を使用すると、暗号鍵を自分で管理できます。 KMS を使用して、バックアップボールトに保存されているデータを暗号化できます。

重要
  • カスタマーマスターキー (CMK) を指定してバックアップデータを暗号化する場合は、バックアップボールトの作成後に CMK を変更することはできません。

  • CMK を無効化または削除すると、バックアップボールトからバックアップデータを復元できなくなります。

  • KMS を使用してバックアップボールト内のデータを暗号化する前に、KMS コンソールで CMK を作成し、CMK ID を取得します。詳細については、「CMK を作成する」をご参照ください。

  • 無料のバックアップポリシーに対して KMS ベースの暗号化を有効にすることはできません。

  • Cloud Backup はデフォルトキーのみをサポートしています。

  • KMS ベースの暗号化は、キーローテーション機能をサポートしており、バックアップと復元に影響を与えません。

  • この機能をサポートするリージョンについては、「各リージョンで使用可能な機能」をご参照ください。

KMS を使用してバックアップデータを暗号化する

  1. CMK を準備します。

    KMS を使用してバックアップボールト内のデータを暗号化する前に、KMS コンソールで CMK を作成し、CMK ID を取得します。詳細については、「CMK を作成する」をご参照ください。

  2. バックアップポリシーの作成ページで、バックアップボールト暗号化モード パラメーターを KMS に設定し、KMS キー ID パラメーターを指定します。バックアップポリシーが作成されると、バックアップデータは KMS によって暗号化されます。image.png

    たとえば、doctest という名前のバックアップボールトに対して KMS ベースの暗号化を有効にします。バックアップボールトのバックアップポリシーが作成されると、[KMS ベースの暗号化]リポジトリ管理 ページのバックアップボールトの ストレージボールトのタイプ 列に表示されます。image.png