Alibaba Cloud CLI は、クラウドサービスの API を呼び出すときにパラメーターの有効性をチェックします。API は複数のバージョンで利用できるため、クラウドサービスと API 操作に関する組み込みの情報はすべての要件を満たしているわけではありません。メタデータリストにない API 操作を強制的に呼び出し、API 操作に関する特定の情報が正確かどうかを確認できます。
--force オプションの説明
Alibaba Cloud CLI では、メタデータに含まれていない API 操作を呼び出したり、パラメーターを指定したりすると、unknown api
または unknown parameter
エラーが報告されます。--force
オプションを使用することで、メタデータにない API 操作を強制的に呼び出し、パラメーターを使用できます。これを行うには、次の情報が正確であることを確認してください。
クラウドサービスコード:
--help
オプションを使用して、サポートされているサービスのリストを取得できます。API 操作の名前とパラメーター:
--help
オプションを使用して、サービスの操作のリストを取得し、API 操作のパラメーターを取得できます。API バージョン:
--force
オプションを使用して API 操作を強制的に呼び出す場合は、--version
オプションを使用して API バージョンを指定する必要があります。エンドポイント:
--endpoint
オプションを使用して、サービスのエンドポイントを指定できます。このオプションを指定しない場合、エンドポイントは Alibaba Cloud CLI の組み込みデータから取得されます。
例
シナリオ
この例では、メトリックのモニタリングデータをクエリするために使用される CloudMonitor の操作が使用されます。 CloudMonitor API の
2019-01-01
バージョンでは、操作は DescribeMetricList
です。ただし、CloudMonitor API の 2017-03-01
バージョンでは、操作は QueryMetricList
です。Alibaba Cloud CLI で QueryMetricList 操作を直接呼び出すと、エラーが報告されます。
サンプルコマンド
次のコマンドを実行して、
2017-03-01
バージョンのQueryMetricList
操作を強制的に呼び出します。aliyun cms QueryMetricList --Project acs_ecs_dashboard --Metric cpu_idle --version 2017-03-01 --force
次の図は、返された結果の例を示しています。