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AnalyticDB:近似関数

最終更新日:Sep 14, 2024

大量のデータが含まれるシナリオでは、近似関数を使用して計算結果をすばやく返し、正確性を確保し、データ処理効率を向上させることができます。 このトピックでは、AnalyticDB for MySQLでサポートされているおおよその関数について説明します。

  • APPROX_DISTINCT: 特定の列の異なる値のおおよその数を返します。

  • APPROX_PERCENTILE: 特定の列のおおよそのパーセンタイルを特定の割合で返します。 列の値は昇順でソートされます。

APPROX_DISTINCT

APPROX_DISTINCT(column, [standard_error]);
  • 説明: この関数は、特定の列の個別の値のおおよその数を返します。 standard_errorパラメーターは、標準エラーを指定します。 このパラメーターはオプションです。 デフォルト値: 0.023 有効な値: 0.0040625〜0.26000。 standard_errorパラメーターの値は変更しないことを推奨します。

  • 戻り値のデータ型: BIGINT。

  • 例:

    testテーブルのage列にある個別の値のおおよその数を照会します。

    SELECT approx_distinct(age) from test;

    サンプル結果:

    +-----------------------+
    | approx_distinct(age)  |
    +-----------------------+
    |   4                   |
    +-----------------------+ 
    説明

    APPROX_DISTINCT関数の戻り値はおおよその値です。 この例はあくまで参考用です。

APPROX_PERCENTILE

APPROX_PERCENTILE(column, percentage);
  • 説明: この関数は、特定の列のおおよそのパーセンタイルを特定の割合で返します。 列の値は昇順でソートされます。 パーセントパラメータは、パーセントを指定する。 有効な値は 0~1 です。 percentageパラメーターを1に設定すると、列の最大値が返されます。

  • 戻り値のデータ型: BIGINT。

  • 例:

    テストテーブルの年齢列のおおよそのパーセンタイルを0.4の割合で照会します。

    SELECT APPROX_PERCENTILE(age, 0.4) FROM test;

    サンプル結果:

    +------------------------------+
    | APPROX_PERCENTILE(age, 0.4)  |
    +------------------------------+
    |   20                         |
    +------------------------------+