はじめに

ビデオオンデマンドのシナリオでは、再生プログレスバーがドラッグされると、エンドユーザーは http://www.aliyun.com/test.flv?start=10 などの URL リクエストをサーバーに送信します。 サーバーは 10 秒目直前のキーフレームのデータをクライアントに返します (start=10 がキーフレームでない場合)。

CDN ノードがエンドユーザーからこのようなリクエストを受信し、ドラッグ & ドロップ再生機能が有効になっている場合、CDN ノードは 10 秒目直前のキーフレームのデータ (10 秒目がキーフレームでない場合) (FLV 形式)、または 10 秒目のデータをエンドユーザーに返します。

注意

  • ドラッグ & ドロップ再生機能を使用するには、オリジンサイトが Range リクエストに対応していル必要があります。 オリジンサイトは、Range フィールドを含む HTTP リクエストヘッダーに対して、正しい 206 部分コンテンツ (Partial Content) を返せる必要があります。
  • 利用可能なファイル形式は MP4 と FLV です。
  • 現在のところ、FLV 形式はオーディオ形式の AAC とビデオ形式の AVC のコーディングフォーマットのみ対応しています。
ファイル形式 メタ情報 start パラメーター
MP4 ファイルヘッダーにはオリジンサイトのビデオのメタ情報を記述する必要があります。ファイルの末尾にメタ情報が含まれているビデオには対応していません。 start パラメーターには時間を秒単位で指定します。 小数も対応しておりミリ秒を示します。 たとえば、start=1.01 は開始時刻が 1.01 秒であることを示します。 現在の開始がキーフレームではない場合、CDN は start パラメーターで指定された時刻の直前のキーフレームを探します。 http: //domain/video.mp4?start=10 は、10 秒目からビデオを再生するリクエストです。
FLV オリジンサイトのビデオにはメタ情報を含める必要があります。 start パラメータにはバイトを指定します。 現在の開始がキーフレームではない場合、CDN は自動的に start パラメーターで指定されたフレームの直前のキーフレームを探します。 http: //domain/video.flv の場合、http://domain/video.flv?start=10 は、10 バイト目直前のキーフレームからビデオを再生するリクエストです (start=10 がキーフレーム位置にない場合)。

手順

  1. [ドメイン名] ページに移動して、ドメイン名を選択し、[管理] をクリックします。
  2. [ビデオ関連][ドラッグ & ドロップ再生] で設定を有効にします。